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ネオ・ダーマローラー
肌組織再生治療
プロトコール、ネオ・ダマローラーをご紹介いたします。
ネオ・ダマローラーについて
当院で採用しているネオ・ダーマローラーは、メソローリング手法の一法で当院で試行錯誤の結果独自に組合せた方法です。
もともとヨーロッパで誕生し「ダーマローラー療法」として知られているものは約200本のスパイク状のステンレススチール製マイクロニードルローラーを皮膚の上で転がして数万もの極微小の刺傷を作り出ます。人間本来が持つ皮膚細胞への創傷治癒のメカニズムによって真皮下のコラーゲンの活性化をうながし、新しい組織が形成されることでシワや色素沈着が減少、皮膚の状態を改善していき、張りのある新しい肌に再生させるという施術法です。
ローリング時にそれらの刺傷に薬剤を塗布することによって自然浸透よりはるかに多くの有効成分を真皮に到達させる事が知られようになってからはアメリカや韓国でも広く用いられるようになりました。
当院ではダーマローラーに組織再生プロトコールに沿った56種類の栄養素を配合した薬剤を使用し、組織の再生を促します。
ダーマローラー療法は低コストにもかかわらず、レーザー治療やピーリング代替となる治療法として注目されています。ケミカルピーリングやレーザーフェイシャルのように表皮を傷つけたり、副作用のリスクを引き起こすこともありません。
ダーマローラーにはどんな効果がありますか?
- ・肌の状態改善:コラーゲン造成を促すためハリのある肌になります。
ニキビ痕、傷跡、毛穴など肌の凹凸の改善に特に有効です。
- ・抗老化作用:引締め効果があり、タルミやシワが改善されます。
ダーマローラーは約200本の極微細な医療グレードのステンレススチール製針がついたローラーです。
これを肌の上で転がして表皮に微細な傷を作ると、細胞が刺傷に反応してコラーゲン造成を誘発します。
施行後3〜4週間かけて真皮でゆっくりとコラーゲンの増生が進み、肌のハリと弾力が高められ、シワ、ニキビ痕、色素沈着などが改善します。肌のキメが細かくなり、化粧のりも良くなります。
新しいコラーゲンは施術後1ヶ月の間に皮膚のハリと弾力を高めます。無数の刺傷が互いに作り出された場合、形成された新しいコラーゲン層が融合して新しい組織層を形成し、それによって加齢により衰えた皮膚がある程度まで改善されるのです。
メスを用いないので安全で、アレルギー反応や皮膚へのダメージもほとんどありません。
施行後に若干の赤みが出ますが、穴は数時間のうちに閉じ、赤みも数日以内に治まります。
ダーマローラーの針の長さは0.5mmと1.5mmの2種類あります。ニキビ痕などで皮膚が硬く、厚くなっている方は1.5mmが適しており、それ以外のコラーゲン増殖による皮膚改善には0.5mmが適しています。
ダーマローラー(メソローリングシステム)のメカニズム
効果1:コラーゲン誘発(Natural Collagen Induction)
・従来の皮膚治療やレーザー治療と異なり、表皮を傷つけない。
・マイクロニードルによってつくられた数十万の溝が創傷治癒メカニズムを誘引する。
・皮膚とその基底層におけるコラーゲンの自然生成のプロセスを速める。
効果2:経皮性薬剤の浸透(Transdermal Drug Delivery)
・メソローラーにより作られた溝が薬剤導入を高める。
・副作用も少なく安全でその効果は長期間持続する。
当院ではローラーの中でも優れていると評判の高いClinicares社の1.00mm1.50mm2種類の針の長さ
のダーマローラーを取り扱っています。
ローラー部はニードル(針)が抜けないよう構造的に強化されて設計され、金属アレルギー防止のため、全ての針は純金で鍍金されています。
針の長さ |
用途 |
1.00mm |
シワ、シミ、ニキビ痕、毛穴、目の下の隈、妊娠線、肉割れ |
1.50mm |
比較的深いシワ、タルミ、大きいニキビ痕、妊娠線、肉割れ |
学会発表論文要約
- ・2006年に、皮膚病理学者のLaaff博士は、ドイツフライブルクの形成外科医M.Schwarz医師の行った研究で採取された20のブランド生検組織において、コラーゲン及びエラスチンの生成に対するDarmarollerTMの作用を評価した。
- ・生検組織は、CIT(ダーマローラー)を受けた10人の患者の身体各部から、Schwarz医師によって採取された。最初の対象生検組織は、Dermaroller MF8(1.5mm針)で穿刺した部位に隣接する部位から採取された。
- ・施術6〜8週間後に、別の生検組織が穿刺した皮膚から採取された。新しい膠原繊維及びエラスチン線維の形成は明白で、極めて劇的であった。線維形成の増加は平均206%であることが観察され、1人の患者では、1000%の増加が確認された。
(Schwarz,2006 Collagen induction by microneedling より抜粋、和訳)
レーザー治療(フラクセル・フラクショナルレーザー等)とネオ・ダーマローラーとの比較
ダーマローラーとピーリング・レーザーとの違い
- ●表皮を壊さない
・ケミカルピーリングは薬液により表皮を除去します。
・レーザー治療は熱では、皮膚組織の色素等に選択的に熱を加えてダメージを与えることで組織の再生力を高めて肌を若返らせます。
・ダーマローラーは皮膚に微細な傷を作ることでコラーゲン組織の形成を促進しますが、ピーリングやレーザーと違い天然バリアである表皮を壊さないことが特徴です。
- ●あらゆる肌質の方に治療可能
ニキビ跡などで皮膚に凹凸がある方も、肌の色が濃くレーザー治療に向いていない方も、ダーマローラーなら治療可能です。
- ●何度も繰り返し施術できる
色肌質が改善された後は定期的に施術を繰り返す必要はありません。
- ●すぐ実生活に復帰可能
メスを使用しないので目立つ傷が残ることがありません。針穴は数時間のうちに閉じ、赤みも数日で治まります。
- ●ピーリング・レーザーにみられる副作用がない
色素変化などのリスクがないのが最大の特徴です。
ネオ・ダーマローラーとは?
ダーマローラーは施術時に皮膚を回復させる薬剤を併用することができます。
当院ではダーマローラーにメソリフトやCoQ-10等の美容成分を併用したものをネオ・ダーマローラーと名付けています。
ダーマローラーとケミカルピーリング・レーザーとの違いは?
ダーマローラーにはピーリング・レーザー治療にはない長所があります。
・環境に対する皮膚の天然バリア、表皮を壊さない
・ケミカルピーリング・レーザーに見られる副作用が起こらない
・あらゆる肌質の方に治療可能
・何度も繰り返し施術できる(改善された後は定期的に施術する必要はありません)
・すぐに実生活に復帰可能
ケミカルピーリングは薬液によって表皮を除去すること、レーザー治療は皮膚組織の色素等に選択的に熱を加えることでダメージを与え、組織の再生力を高めて肌を若返らせる方法です。
表皮を壊す(皮膚に?度熱傷を起こす)ので、やけどの治癒と同じように長期にわたる光への過敏症や色素変化、傷跡が残るなどの一定のリスクを避けることができません。
ダーマローラーは微細な傷を作ることでコラーゲン組織の形成を促進しますが、ケミカルピーリングやレーザーと違い、皮膚の天然保護バリアである表皮を壊すことがありません。そのため色素変化等のリスクがほとんどないのが最大の長所です。
他の方法との違いは?
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ダーマローラー
ネオ・ダーマローラー |
レーザー治療(サーマクール)
光治療(フォトフェイシャル等) |
ケミカルピーリング |
適応疾患
適応部位 |
・ニキビ痕、傷跡、毛穴、
・レーザーピーリングでは不適応な方(色素の濃い方、日焼け愛好者にも施術可能です。
.・上まぶた |
・光老化を伴った皮膚のしわ(静的なもの)
・ニキビ痕(炎症が完全に鎮静化しているものに限られる) |
・しわ、ニキビ痕、光線 角化症
・顔だけでなく、四肢、体幹にも施術できる。
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不適応 |
・肥厚性瘢痕・ケロイド.
・妊娠授乳中の女性 |
・しわの中でも著しく皮膚が垂れ下がっている場合や前額、眉、鼻唇溝の深いしわに対しては効果に限度があります。
・くびとデコルテは皮膚組織が違うためレーザーを適用することはできません。
・色素の濃い方
・口唇ヘルペス、ケロイド体質、自己免疫疾患 |
・原則禁忌はないが皮膚過敏症、日焼け愛好者、妊娠授乳中の女性、ケロイド体質、口唇ヘルペス、自己免疫疾患患者。
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効果・利点
作用持続期間 |
・環境因子に対する天然バリアである表皮の損傷が軽度でダウンタイムが1日程度と短い
・表皮が剥離除去されない為、ピーリングやレーザーに見られるほとんどのリスクや副作用がみられません。
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・熱により表皮を薄く蒸散させることにより老化のすすんだ皮膚は取り除かれ若々しい皮膚を取り戻す。
・レーザーの種類にもよるが痛み、術後の紅斑、色素沈着が少ない。 |
・表皮、真皮を剥離することで、しみ、くすみを改善させる。
・ニキビ痕、シワの改善や皮膚のハリを取り戻す
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ダウンタイム
リスク
合併症
問題点 |
・施術後はわずかな出血がみられます。しかし、針穴は数時間で塞がり、赤みは数日で治まります。
・穿刺時に痛みがありますが当院では局所麻酔クリーム・テープを準備していますので痛みは軽減されます。
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・熱で皮膚組織にダメージをあたえるため熱傷を起こすことがあります。
・術後の紅斑は2〜4週間
・シワ取り効果がみられるのに数か月要する。
・深い動的なシワは取れない。 |
・薬液による表皮除去のため、深くまたは繰り返されるピーリングによる過剰な炎症反応により長引く紅斑・色素沈着・色素のむら・色素脱失・瘢痕(ひきつれ)形成などの合併症をおこすことがあります。
・化粧は10日から14日後皮膚が剥け終わった時点で可能となる。 |
費用 |
・47,250円〜63,000円/1回
・1ヶ月に1回程度施術 |
●サーマクール
157,500円〜388,500円/1回
・5〜6ヶ月に1〜2回施術
●フォトフェイシャル
・25,000円〜45,150円
・3週間に1回 |
・5,000円〜15,750円/1回
・2週間に1回施術 |
- 象徴
- 肌組織再生治療は「鋤や鍬で土地を耕す」ことに似ています。
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